FTAce/TCP
製品仕様
機能諸元と主な機能を紹介します。
機能諸元
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 同時転送多重度 | クライアント機能専用版:最大1多重 サーバ&クライアント機能版:最大5多重 |
| 最大転送テキスト長 | 32KByte |
| 最大テキスト件数 | 標準時:65,535件、 拡張時:制限無し |
| 最大レコード長 | 固定長:32,754Byte、 可変長:32,752Byte |
| 最大レコード件数 | 標準時:16,777,215件、 拡張時:制限無し |
| 定義情報登録可能数 | 起動情報:1件 ライン情報:最大400件 その他:制限無し |
転送基本機能
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| 発信転送機能(送信/受信) | 発信転送では、自システムの方から相手システムに対して接続を行った後、転送の要求を出して、ファイルの送信または受信を行います。 ・発信送信: 相手システムに対して接続後、自己側ファイルの送信要求を出して、ファイルの送信処理を行います。 ・発信受信: 相手システムに対して接続後、相手側ファイルの受信要求を出して、ファイルの受信処理を行います。 |
| 着信転送機能(送信/受信) | 着信転送では、相手システムからの接続後、受信した転送要求に従って、ファイルの送信または受信を行います。 ・着信送信: 相手システムからの接続後、自己側ファイルの送信要求に対して、ファイルの送信処理を行います。 ・着信受信: 相手システムからの接続後、相手側ファイルの受信要求に対して、ファイルの受信処理を行います。 |
| 透過伝送 | 転送ファイルの内容はバイナリデータとして扱い、コード変換を一切行わずに送受信します。 |
| データ圧縮機能 | 送信側では送信ファイルのデータを圧縮して送信し、受信側では圧縮データを伸張して元のデータを復元します。データ圧縮を行うか否かは、ファイルの送受信の方向にかかわらず、発信側が指定します。 |
| マルチファイル転送機能 | 1回の接続単位(開局処理から閉局処理まで)の間に、複数ファイルの送受信を行います。 |
| ファイル成立ポイント変更機能 | ファイル成立を認識するポイント(正常終了認識)を選択することができます。 ・終了処理での正常終了認識: 終了要求電文および終了回答電文の送受信処理の正常終了時に、ファイル転送を正常終了(ファイル成立)として認識します。 ・閉局処理での正常終了認識: 閉局要求電文および閉局回答電文の送受信処理の正常終了時に、ファイル転送を正常終了(ファイル成立)として認識します。この認識方式は、シングルファイル転送の場合のみ指定可能です。 |
| 0件データ正常/異常認識機能 | 通常、0件データ(送信ファイルが空)の場合は正常転送として認識します。しかし、運用上の解釈が異なる相手システムに対応するために、相手先やファイルごとの指定で、0件データを異常転送の認識に変更することができます。異常転送として認識する場合は、「ファイル名エラー」または「ファイルなし」のいずれかの扱いが選択できます。 |
| 再送機能-再試行機能 | 発信転送において、相手との接続後のデータ転送中に障害が発生した場合、指定された回数だけ転送を再試行します。 |
| 再送機能-自動再送 | 同一ファイルに対する転送要求について、前回の転送結果が異常終了であれば、自動的に再送転送モードで転送を行います。なお、前回の転送結果が正常であれば、通常の新規転送の扱いとします。 |
| 再送機能-手動再送 | 同一ファイルに対する転送要求について、前回の転送結果にかかわらず、利用者が意識的に再送モードの転送を要求することができます。 ここで、前回の転送結果が正常のものに対して再度再送処理で転送を行うことを、二重交換(2度同じデータをやりとりする)と言いますが、この機能により強制的に再送を行うことが可能となります。二重交換の場合は、再送単位の指定にかかわらず、自動的にファイル単位で再送を行います。 |
| 再送機能-再送単位指定 | 再試行機能、自動再送機能、手動再送機能の再送処理において再送単位が選択できます。再送単位の指定は、すべての再送機能において共通の指定扱いとなります。 再送単位には「ファイル単位」または「テキスト単位」があります。ただし、相手システムからの再送要求の場合は、相手システムから要求された再送単位に従います。 |
| 0件マルチファイル転送機能 | 発信受信処理または着信送信処理において、転送プロトコル上の「ファイルなしエラー(コード:17)」が相手から通知された場合、モード変更なしにマルチファイル転送を継続することが可能です。 ・本機能は全銀協プロトコルに準拠しない特別なシーケンスです。 ・接続相手との合意の上で使用する必要があります。 |
転送管理機能
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| 転送要求キューイング機能 | 転送要求を投入時、転送多重度に空きがない状態では、投入された転送要求は、その時に転送中のいずれかの転送が終了して転送多重度の空きができるまで、転送待ちとして保留(キューイング)されます。 |
| 多重転送 | 自己側システムでの同時に転送可能な転送数であり、最大同時転送数・最大同時発信数・最大同時着信数を指定することができます。転送多重度の諸元は製品によって異なります。 |
| 発呼リトライ | 発信転送の発呼処理において、コネクション確立失敗を検出した場合、転送開始失敗とせずに、指定したリトライ間隔およびリトライ回数だけコネクション確立処理をリトライすることができます。 |
| サイクル管理機能 | 送信側のファイル名に、同一ファイルの伝送順番を示すサイクル番号を自動付加します。 |
| 転送キャンセル機能 | 転送中の転送を強制的に中断したり、キューイング中の転送要求を取り消すことができます。 |
| 転送状態問い合わせ機能 | 発信転送および着信転送について、転送の状態を確認することができます。転送状態には「転送中、キューイング中、転送終了」があります。 |
| 転送状態リセット機能 | 自己側システムをCOLDモードで起動する場合、二重転送のチェックなどに使用する転送回数、再送処理のための障害情報等をリセットします。なお、WARMモードで起動すると前回の状態を継続します。 |
| 転送許可時間帯機能 | 着信転送において転送要求を受け付け可能な時間帯を相手先ごとに指定できます。指定時間帯以外に着信があった場合、その転送要求は転送時間帯エラーとして転送を拒否します。 |
| 転送一時拒否機能 | ・相手先ごとの接続拒否: 着信転送の可否と相手先に通知する転送拒否コードを、相手先ごとに動的に指定することができます。ただし、発信転送については転送を拒否しません。 ・ファイルごとの接続拒否: 着信転送の可否と相手先に通知する転送拒否コードを、ファイルごとに動的に指定することができます。ただし、発信転送については転送を拒否しません。 ・転送拒否自動ロック: 転送の終了時、指定された転送結果の場合に、自動的に「ファイルごとの接続拒否」指定が有効になるようにすることができます。動的に「ファイルごとの接続拒否」指定をしなくても、確実に次回の着信転送を拒否する運用ができます。 |
| 二重転送チェック機能 | 同一の転送ファイルに対する転送回数をチェックし、転送が正常に終了したファイルに対しては、指定された回数以上の転送を行わないようにします。これにより、同一データの二重転送などを防止することができます。 |
| 受信ファイル新規作成機能 | 受信ファイルが存在しない場合、自動的にファイル名を決定して受信ファイルを生成することができます。ファイル名の命名規則は固定です。 |
| 転送履歴記録機能 | 転送の結果を転送ログファイルに出力します。ログファイルに出力する情報は、転送終了時の情報、転送開始失敗時の情報、 転送要求結果(キューイングの転送要求をキャンセルした時)、の3種類です。 |
| 転送履歴レポート機能 | 転送履歴情報の全情報を一括して印刷すること、または転送履歴情報の一部を指定して印刷することができます。 |
| トレース出力機能 | 万一に発生する障害の原因解析のため、FTAce/TCPの動作状況や通信内容などのトレース情報を採取することができます。 |
セキュリティ管理機能
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| 自己センタ確認コード | 自己コードとも言い、開局処理において、相手側での認証処理でチェックされる自己側の識別コードです。相手システムとの取り決めで決定する必要があります。 |
| 相手センタ確認コード | 相手コードとも言い、開局処理において、自己側での認証処理でチェックする相手側の識別コードです。 相手システムとの取り決めで決定する必要があります。 |
| パスワード | パスワードは接続相手システムとの取り決めで決定して運用します。 取り決めたパスワードは次の電文に関する認証処理でチェックされます。 *開局要求電文/開局回答電文 *閉局要求電文/閉局回答電文 *モード変更要求電文/モード変更回答電文 各電文で共通のパスワードを使用するか、または各電文ごとに異なるパスワード を使用するかを選択することができます。 |
| ファイルアクセスキー | ファイルアクセスキーは接続相手システムとの取り決めで決定して運用します。 取り決めたファイルアクセスキーは次の電文に関する認証処理でチェックされます。 *開始要求電文/開始回答電文 *終了要求電文/終了回答電文 *再送要求電文 各電文で共通のファイルアクセスキーを使用するか、または各電文ごとに異なる ファイルアクセスキーを使用するかを選択することができます。 |
業務連携機能
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| ユーザAP起動機能 | ファイル転送が終了した時点で、業務用のユーザAP(ジョブ)の起動を行うことができます。起動するジョブには、転送結果に関する情報を起動パラメータとして通知します。 ・起動条件: 起動するジョブは、ファイル転送が正常終了した場合と、異常終了した場合のそれぞれに応じて指定することができます。 ・起動タイミング: ファイル単位(一つのファイル転送が終了した時点)と、転送要求単位(転送要求した一連のファイル転送が終了した時点)のそれぞれを指定できます。なお、ファイル単位と転送要求単位のジョブ起動には排他的な制限はありません。 |
| API機能 | ユーザ独自の集配信業務システムの構築を支援するために用意された、ユーザAPからファイル転送システムに対して要求を発行したり、転送結果を受け取ったりする関数群です。 ユーザが、独自の運用環境を構築するには、それぞれの運用アプリケーションを作成する必要があり、そのプログラム中でAPIを使用します。サポートされる関数の種類は製品により一部制限があります。 APIは32bit対応のプログラミング言語で作成するユーザAPから利用することができます。 |
| コード変換機能 | 文字コードの異なる異機種間でのファイル転送においてファイル転送の前後で必要となるコード変換を行うことが出来ます。 本機能は、ファイル転送中にコード変換を行うのではなく、業務連携を容易に実現可能とするためのツールとして、コマンドとAPIの形態で提供しています。 本機能を利用することで、ファイル転送後のジョブ起動において受信ファイルのコード変換を行ったり、送信ファイルのコード変換後に転送要求を 行うといった業務連携を行うことが出来ます。 ・対応文字コード: ASCIIコード(英数字) JIS7コード(英数字/半角カナ) JIS8コード(英数字/半角カナ) JISコード(英数字/漢字) ShiftJISコード(英数字/半角カナ/漢字) EUCコード(英数字/半角カナ/漢字) EBCDICコード(英数字/半角カナ) [注1] 注1:NECのEBCDICカタカナ(EK)を標準でサポートします。また、変換表を指定することにより、他のEBCDICコード体系の変換も可能です。 |
お問い合わせ先
NECソフト株式会社 FTAce/TCP お問い合わせ窓口
電話:03-5534-2358 FAX:03-5534-2328
受付時間 9:00~17:00(土日・祝日は除く)/E-mail: ftace@necsoft.com










