2006年05月23日 日本電気株式会社NECソフト株式会社
中堅企業向けERPソリューション「EXPLANNERシリーズ」の刷新および事業強化
~中堅企業向けで国内初、開発環境とERPパッケージソフトのセット提供により柔軟なカスタマイズを実現~
NECおよびNECソフトは、中堅企業向けERPソリューション「EXPLANNER(エクスプランナー)シリーズ」の販売・会計・人事給与パッケージソフトについて、NECのシステム構築統合開発環境「SystemDirector Enterprise(システムディレクター エンタープライズ)」(注1)を活用して、機能の追加・改変が容易な「EXPLANNER/Ai(エクスプランナー・アイ)」を新たに開発いたしました。
両社は、(1)「EXPLANNER/Ai」ならびに製造業・建設業などの業種向けERPパッケージソフトと、(2)開発環境「SystemDirector Enterprise」、(3)業務可視化ツールを組み合わせて、新「EXPLANNERシリーズ」として本日より販売活動を開始いたしました。尚、開発環境とERPパッケージソフトのセット販売は、中堅企業向けでは国内で初めてであります。
また、新EXPLANNERシリーズの事業強化に向け、開発・サポート面ではNECソフトに300名規模の「EXPLANNER事業部」を本年4月に設立するとともに、販売面ではNECグループで800名規模の営業体制を確立いたしました。
新EXPLANNERシリーズは、充実した機能と導入のしやすさに加えて、ユーザ企業独自の強みを発揮するERPシステムを構築できることが最大の特長であります。具体的には、業務可視化ツールによって内部統制も含めたあるべき業務プロセスを立案し、それに見合ったシステム構築を「SystemDirector Enterprise」によって効率的に行うことが可能となります。
新EXPLANNERシリーズの価格は100万円(最小構成価格)からであり、本年8月より出荷を開始いたします。NECおよびNECソフトはこのたびの事業強化により、中堅企業向けERP事業について、2008年度までの3年間で800億円の売上を目指しております。
昨今、中堅企業向けERP市場においては、2000年問題に伴い再構築した基幹業務システムならびに先駆導入されたERPパッケージの更新時期の到来や、自前開発システムを熟知するベテラン社員が退職する2007年問題への対応、日本版SOX法への対応、景気回復に伴うIT投資の活発化などを背景に、ERPパッケージの導入機運が高まっております。2007年度の同市場規模は、大企業向けERP市場の約2倍の800億円以上の規模が見込まれており、今後5年間の市場成長率は年約9%(注2)と言われております。
一方、基幹業務プロセスは企業の競争力の源泉であることから、自社固有の強みをシステム化したい、既存のERPパッケージの機能だけでは不十分だがカスタマイズには多くの費用がかかるなどの課題を抱える顧客も増えてきております。
NECは、このような市場動向と顧客課題から、顧客の事業環境や業務プロセスに柔軟かつ低コストで対応できるERPソリューションを商品化するとともに、販売・サポート体制を大幅に強化いたしました。
「EXPLANNERシリーズ」の刷新および事業強化の内容は、以下のとおりです。
1.販売・会計・人事給与領域を刷新した「EXPLANNER/Ai」と業種固有パッケージの提供
- 基幹業務の中核となり業種を問わず共通的に利用できる販売・会計・人事給与・債権/債務領域のパッケージソフト「EXPLANNER/A」を、NECのシステム構築統合開発環境「SystemDirector Enterprise」上で改変・刷新し、従来のパッケージの資産継承を可能とする後継新製品として「EXPLANNER/Ai」の名称で提供。
- 階層型マルチセグメント機能の採用により、意思決定に不可欠な管理会計情報をさまざまな角度からリアルタイムに分析が可能。これにより社内及びグループ企業内の最新状況把握と最適な経営資源配分を可能とし、競争力強化を支援。また、ワークフローやログ管理、アクセスコントロールなどの内部統制支援機能を有している。
- 人事給与領域において、履歴情報管理機能を強化
- 「EXPLANNER/Ai」と、製造業向け「EXPLANNER/J」、建設業向け「EXPLANNER/C」という業界特有の基幹業務プロセスを備えたERPパッケージソフトを組み合わせ、業種ごとのERPソリューションを提供する。今後、業種・業務向けERPパッケージソフトは、食品業向け、物流業務向けを順次提供する予定。
これらにより、迅速かつ経済的にERPシステムを構築したいという顧客は、EXPLANNERのパッケージソフト群が備えている機能・業務フローをそのまま利用することが可能となる。
2.中堅企業向けERP市場で国内初、開発環境とパッケージソフトのセット提供
- EXPLANNER/Ai」と業種パッケージソフト群、開発環境「SystemDirector Enterprise」、業務可視化ツールを組み合わせてセットとして提供する。
- 自社の強みを活かしたERPシステムを構築したいという顧客には、業務の可視化を迅速に行うビジネスプロセスモデリングツールとして、株式会社サン・プラニング・システムズの「iGrafx(アイグラフィックス)」とIDSシェアー・ジャパン株式会社の「ARIS(アリス)」を用いて、内部統制も含めたあるべき業務プロセスを立案するコンサルティングサービスを提供する。ここでのアウトプットを基に、「SystemDirector Enterprise」を用いて効率的にシステム設計・構築を行う。顧客には、EXPLANNERのパッケージソフト群と「SystemDirector Enterprise」をセットで販売することにより、システム構築後、顧客自身が業務プロセスの変更に応じて、簡単な操作で効率的にシステムを更新できる。
これにより顧客は、自社の強みとなる独自の業務プロセスの改善を迅速にシステムに反映し、スピード経営の実現が可能となる。
3.「EXPLANNER」開発・サポート・販売体制の強化
- NECソフトに300名規模の「EXPLANNER事業部」を本年4月に設立
本事業部を核に、各顧客特有の業務プロセスに応じたパッケージのカスタマイズやEXPLANNERシリーズに関するタイムリーな情報発信ならびにプロモーションを行う「EXPLANNER サポートセンター」と、顧客ニーズや業種/業務ノウハウ・最新技術を一元集約し製品強化を行う「EXPLANNER 開発センター」を設立し、開発・サポートを強化する。 - NECグループ内で800名規模の営業体制を確立
NEC、NECソフト、NECネクサソリューションズ、NECトータルインテグレーションサービス、NEC情報システムズなどグループ各社との連携を強化し、グループ内のEXPLANNER営業要員を800名規模に拡充。また、販売店に対するサポート体制も強化し拡販を図る。
EXPLANNERシリーズは、NECが蓄積してきた業種/業務システムノウハウを基に開発したERPソリューションであり、既に2万社以上の顧客に対し、業務プロセス再設計支援を行うコンサルティングサービスからシステム設計・開発・構築・運用・保守まで一貫したサービスを提供してまいりました。NECは、このたびの刷新および体制の強化を踏まえ、中堅企業向けERP事業について、市場の成長率を上回る20%成長を目指し、強力に推進してまいります。
新EXPLANNERシリーズに関する詳細は、別紙および以下のURLをご覧下さい。
新「EXPLANNERシリーズ」に関する詳細情報:http://www.sw.nec.co.jp/explanner/
- (注1)
- 本年1月に発売したNECのシステム構築統合開発環境。開発方法論、開発基盤、サポートサービスが体系化されており、オープン技術を用いた中・大規模のSIに適している
- (注2)
- 複数の公開調査結果からNECが推定
以上










