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サイト移行のお知らせ

NECソフトは、自社のソリューション紹介などを通してIT活用情報をご紹介する本サイト「IT’s VALWAY」をリニューアルし、 http://itsvalway.necsoft.com/へ移行しました。
ご利用の皆様には大変ご迷惑おかけ致しますが、ブックマークの変更をお願い申し上げます。このページは、2008年6月末をもって閉鎖させていただきます。
引き続き、新しい「IT’s VALWAY」 http://itsvalway.necsoft.com/をよろしくお願いいたします。

特集

ERPベンダーの立場から企業変革によりビジネスを進化させ、成長していくERP

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日本オラクル株式会社
取締役専務執行役員
マーケティング・パートナー営業統括
山元 賢治様

シングル・データモデルの必要性

現在、企業の経営環境が大きく変化する中で、システムに求められる役割として、全体最適による情報の集約化や処理能力・情報収集能力の向上、戦略経営の標準化・自動化がますます必要になってきています。経営判断基準を数値化させるデジタル経営を実現し、企業経営を変革するエンジンとしてシステムを機能させることが重要です。

ほぼ10年前にはERPを、ビジネスの変革を推進するシステムとして考える企業はありませんでした。メインフレーム上のシステムの画面遷移をそのままファイルごとに切り出し、安価なUNIX機上に置き換えるだけのケースがほとんどで、経営の効率向上にはほど遠かったわけです。しかし経営環境が変わった現在、ERPの導入で強く求められているのは、企業競争力の強化であり、経営とITの一体化による企業価値の創造です。

世界145カ国でビジネスを展開しているオラクルが一貫して言ってきたことは、データモデルはシングルでなければならないということです。業務の要件から必要なデータをバラバラに作るのではなく、基本となるデータモデルを最初にきちんと設計して、いろいろなアプリケーションの機能は中心となるシングルデータの上にプラグインしていくようにします。

オラクルでは、4年前まで社内業務用に97のEメールサーバーがありましたが、データモデルを見直した結果、現在では世界に2つしかありません。ERPのサーバーも65あったのを4つに減らし、データセンターも40から2つへ削減させました。いろいろな業務ごとに断片的にサーバーを置くのではなく、シングル・データモデルを考えてセンターにデータを蓄積していく。それを高速のネットワークを介して利用することで、何の不便もない時代になりました。

ERPの導入が成功するためには

ERPの導入が成功するかどうかは、最初にオブジェクティブ、スコープ、スケジュール、リソースの4つを決めたかにすべてかかっています。オラクルのERPプロジェクトでは、すべてコンサルタントが加わり、業務について徹底的に議論することからスタートし、止めること、変えること、新しく始めることを明確に決定していきます。自社のビジネスモデルを考えた時に、どの業務の人を削減してコア・コンピタンスの業務に投入するか、いかに新しい収益源を作り出すか、将来のTCOはどうなるかなど全体最適について議論していくのです。

コア・コンピタンス業務と共通業務、生産やサプライチェーンのような分野と人事や会計のような分野、変える必要がないエリアと変えてもよいエリアとは切り離して考えるべきです。自社が誇るコア・コンピタンス業務まで必ずしもERPを適用する必要はありません。

欧米ではライセンスとカスタマイズの金額比率が1:1か1:2なのに対し、日本では1:5とか1:8になっています。中国のようにほとんどの企業の方針がノンカスタマイズという国がある一方で、日本は世界でも最もカスタマイズを行う国になってしまっています。

カスタマイズも切り分けて考えるべきで、単なるエクステンションもあれば、どんどん行って差し支えないカスタマイズもあります。しかし、何千ものテーブルを不具合なく接続して設計された奇跡の固まりのようなデータベースの中に、勝手に手を入れてロジックを変えたり、ソースコードをいじったりするとどんなことになるか。これは最悪なパターンであり、その日からそのパッケージはERPとはいえなくなってしまいます。

ERPは長期にわたってメンテナンスが行われ、ベンダーがメンテナンスを行うからパッケージなのです。新しいモジュールがリリースされれば、もちろん活用できます。オラクルの何千社もの顧客によって追加されるビジネスモデルやパートナーが作った資産を使って、新しいビジネスモデルを展開することも可能です。作らないのは最高のクオリティーであり、一から作るのは最悪なクオリティーを生む可能性があることを認識することが必要です。

オラクルのテクノロジーとポリシー

ERPを導入しても、ノウハウをため込んでいかないと、データや帳票をどう利用するのかがわからず、人によって判断が異なってしまったりします。オラクルのエンジンは、DWHなどの別のエンジンを用意する必要がなく、蓄積されたデータをそのまま解析用に使え、帳票を作ったり経営者用のグラフを作ったりすることが簡単にできます。

オラクルのデータベースはクラスタリング対応をしているため、いろいろなハードの資産を追加していった時に拡張性をもてます。また可用性ということでは最後の1台のサーバーが倒れるまでデータベースが倒れることはありません。またアプリケーションのレイヤーによりいろいろな開発ツールがサポートされ、JavaのエンジンやWebサービスを受け取る部分もクラスタリングされてトータルなアーキテクチャーを構成しています。セキュリティーでは、データベースの中に格納している時点でもすでに暗号化しており、I/Oのレベルで保証しています。

システムもまた企業や人と同じように成長し続ける中では、業界標準に即したソフトでなければいつ使えないソフトになるとも限りません。ですからオラクルでは、業界標準に即したレイヤーのソフト、Javaの上で展開していくソフトだけを作っていきます。インターネットのオープン標準の上でソフトを作っている会社では、オラクルは世界一であると自負しています。

データの管理におけるオラクルの強みの1つは、日米のストレージベンダーとアライアンスを組んでいることです。ネットワークを介してストレージ側でエラーが出た際に、オラクルのデータベースだけがストレージがデータを書かなかったというメッセージをCPUに戻すことができます。そうした強固な管理のもとで、ERPのデータは格納されているのです。

ERPを1社でカバーするのは限界があるとオラクルは考えており、エクステンションという考え方を取り入れています。いろいろな会社がインターネット上で展開している自社が得意とするサービスを、Webサービスとしてコミュニケーションしていきながら、ERPの機能を広げていこうとするものです。ですからオラクルでは、Webサービスに対応した製品をいち早く提供しています。

オラクルは、自身がシステムを使うことで、社内の生産性を向上させるプロジェクトを運用しており、2年目に入っています。その結果、1年目で1000億円のコストダウンを行い、社内・対顧客・対サプライヤーの各エリアで生産性を15%上げることができました。これらは、インターネットのテクノロジーを最大限に活用したことによる成果です。

また、オラクルは4年ほど前から、カスタマイズをしていない同じビジネスモデルを1ヵ所でシェアド・サービスするアウトソーシングのトライアルを続けています。単にERP、エクステンション、そのインフラを提供することに加え、オペレーションそのものをシェアド・サービスで展開しているのです。

多くの企業がERPに強く求めているのは、最新のテクノロジーの提供はいうまでもなく、将来の大きな成長性です。ダイナミックに変化しているERPの世界を、オラクルは積極的にクリエーションしていこうとしています。

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