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資生堂情報ネットワーク株式会社様

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資生堂情報ネットワーク株式会社
代表取締役社長
嶋津 正之 氏

資生堂の経営改革をドライブする全国約16,000店舗をネットワーク化した業界最大級の店舗情報システム

1872年、日本初の洋風調剤薬局として東京・銀座に誕生した資生堂。
以来133年、数世代にわたる女性たちの支持を得て、国内トップの化粧品メーカーに成長した。
1982年、業界に先駆けて全国展開するチェインストアの情報システム化を開始。
最初のカットオーバーから四半世紀、今や約16,000店をインターネットで結ぶ大規模・最先端の店舗情報システムに成長した。
その資生堂店舗情報システムの成長を支え続けているのがNECソフトだ。

プロフィール

資生堂情報ネットワーク株式会社

資生堂グループ各社の店頭情報システムの企画、開発から、構築、運用まで担当。常に時代の半歩先を読んだ最先端システムを開発することで業界をリードしている。

  • 本社所在地/東京都港区東新橋1-6-2
  • 設立/平成8年10月1日
  • 05年度売上高/45億4百万円

資生堂 店舗情報システム 導入小史

  • 1982年 SHOPSを250店舗に導入
  • 1988年 SCOPEを1,000店舗に導入
  • 2000年 SCOPE21をSCOPEIIの後継システムとして開発
  • 2001年 SCOPE21・Partner21 4月本番リリース
  • 2002年 Partner21ハンディタイプ導入
  • 2003年 この時点でSCOPE21 1,000台、Partner21 10,000台、HandyS 2,000台が稼動
  • 2004年 3月旧世代システムが全て新世代システムへと切り替え完了 4月資生堂オンライン本稼働開始(デパート店含む)

業界最大級・最先端の店舗情報システムをカットオーバー

 国内の化粧品市場はここ数年1兆5千億円規模で推移しているものの、販売チャネルでは大きな地殻変動が起きています。
「小売店の後継者が少なく、2万店あった資生堂のチェインストアは減少の一途をたどっています。ついに2005年上期には、当社の国内化粧品売上においてドラッグストアなど組織小売業と小売店の販売シェアが逆転しました」と、資生堂のIT戦略およびIT基盤を担う資生堂情報ネットワーク株式会社嶋津正之代表取締役社長は、化粧品業界の変貌を話します。

 この背景には、価値観の多様化、消費者ニーズの多様化によって、化粧品に関心の高い20~40代がドラッグストアや百貨店から購入するという購買行動の変化があります。化粧品のコアユーザーは依然として化粧品専門店購入が多い中高年ではあるものの、今後、売上拡大には若年層の取り込みが不可欠です。そのため、ドラッグストアなどの組織小売業対策に加えて、若年層向けに既存店舗の特性に合致したブランド戦略ときめ細かなサービスの提供が求められます。

 例えば、「私の肌に合った化粧品」「私だけの化粧品」というニーズに応えるためには、お客さまの肌質・肌の悩みなどを記録したカルテを活用したカウンセリング、そしてカウンセリングに合った化粧品の提供が必要です。また、愛用している商品の通常生産が終了になる場合、特別にその商品を取り寄せるサービスなど、きめ細かな「オンリーユーサービス」も求められます。

 こうしたニーズにきちんと応えられるメーカーだけが、消費者の支持を得ることができ競争力を強化できるのです。しかし、それを実現するためには、顧客単位の購買履歴やカルテ情報を活用し、消費者ニーズに合った商品を開発できる仕組みが必要です。しかも、ローコストオペレーションとスピード対応を実現しなければならず、柔軟なIT基盤が不可欠となります。

 資生堂は業界に先駆けて、2004年3月、オンリーユーサービスを可能にする、最大級のインターネット対応の店舗情報システムに全面移行しました。これは、日本全国に展開する資生堂チェインストア約16,000店舗を結ぶ大規模POSシステムを中核としたシステムです。

四半世紀にわたるブラッシュアップが可能にした最先端システム

theginza
ファッションから化粧品まで
トータルに楽しめる
フラッグシップショップとして
情報を発信する
ザ・ギンザ銀座本店

 しかし、約16,000店舗をインターネットで結ぶ大規模店舗情報システムは一朝一夕でできたわけではありません。その背後には、四半世紀にも及ぶ資生堂とNECソフトおよびNECグループの継続的な取り組みがありました。

 「資生堂チェインストアのシステム化の始まりは、1982年まで遡ります。当時は、売上はレジ管理、顧客情報管理は手書きカルテでしたが、手書きでは限界があるということで、NECソフトと共にN5200をベースにした店舗情報システム『SHOPS』を開発・導入して、店の効率化に取り組みました。導入店は、システム導入のハードウェア費用を店側が負担していたこともあり、250店でした」(嶋津社長)。

 数は少ないものの、業界に先駆けてのスタートでした。小さく産んで大きく育てるという戦略の下、5年間稼動させていましたが、問題点を抱えていました。

 「当時、私は資生堂の教育部門にいたので、どうしたら多くの店の人に使ってもらえるかを考えました。顧客管理だけでなく売上管理もできなければ使ってもらえないということで、情報システム部門と営業、教育部門のプロジェクトチームで次期システムを検討しました。検討のために、宇都宮の28店舗に集中的に展開し、1年間実験しました」(嶋津社長)。

 その実験成果を受けて1988年、レジを基本としてパソコンがセットになった「SCOPE」(レジは6830、パソコンはN5200)を開発。このSCOPEによって、資生堂の店舗情報システムは新たなステージに入ります。

 「SCOPEは1988年から1,000店に導入しました。レジから入力する方式で、顧客管理もできるシステムです。ただ、我々はレジに詳しくない上、掛け売り対応など店の要望も多様で、システム改善に追われましたが、システム化の本来の目標である売上拡大につながったと思います」(嶋津社長)。

 1993年にはOSをMS-DOSに変更し、2000年問題にも対応した「SCOPEII」を開発。5年間かけてSCOPEからSCOPEIIに移行しています。

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