
株式会社
アールケイ エンタープライズ
常務取締役
東山 森盛 氏
.NET対応の販売管理システムにリニューアルすることで20万アイテムにリサイクルブランド品をリアルタイムで管理
横浜・元町を発祥とするブランドショップ「ロデオドライブ」は、質屋「カドヤ」と連携することでブランド品のリサイクルビジネスを展開。データ入力から在庫管理まで一気通貫する.NET対応販売管理システムを構築することで、20万アイテムに上るブランド品のリアルタイム管理を実現し、顧客サービスを向上させた。
- プロフィール
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株式会社アールケイ エンタープライズ
1954年カドヤ質店創業、1989年横浜・元町にロデオドライブ設立、1994年カドヤとロデオドライブを統合し株式会社アールケイ エンタープライズを設立。ブランド品の仕入れから販売までのリサイクルビジネスを展開している。
- 所在地/神奈川県横浜市中区長者町2-5-18
- 設 立/1954年4月1日
- 資本金/5000万円
- 社員数/68名(2005年4月1日現在)
ブランド品のリサイクルビジネスで業界をリード
株式会社アールケイ エンタープライズは、「ロデオドライブ」と質屋「カドヤ」を車の両輪としてブランド品のリサイクルビジネスを展開しています。ロデオドライブは地元の元町、みなとみらい、関内に加えて新宿の4店舗とWebサイトで、ルイヴィトン、エルメス、ロレックスなどのブランド品を販売。その母体となったカドヤは、ブランド品リサイクルに取り組み、「質屋」という概念を変えた「行列ができる質屋さん」としても有名です。
「1990年代にブランド品ブームがあり、それらが質屋に持ち込まれました。当時、質屋は衰退傾向にありましたが、そのブランド品を積極的に扱うことで『明るい質屋』というイメージを打ち出したカドヤは、質屋業界をリードしてきました」と、東山森盛常務取締役は話します。
また、取締役MD統括部 常谷憲司部長は、「ロデオドライブ各店舗での買取品に加え、カドヤでの質流れ品、MD統括部での新品並行輸入品やオークション仕入品など、新品から中古品まで幅広く取り扱っています」と、ロデオドライブのビジネスモデルを説明します。
ただし、偽造品が横行している近年においては、消費者が安心してブランド品を買えるよう質屋は鑑定眼を養う必要があるため、「偽造品排除のために協会を設立して情報共有を行い、質屋を通じて安心できるブランド品販売に取り組んでいます」と、東山常務は力説します。
手作りの販売管理システムがビジネスの足かせ

株式会社
アールケイ エンタープライズ
取締役 MD統括部 部長
常谷 憲司 氏
ロデオドライブでは14年前、販売管理システムを構築しました。ところが、その後のブランド品リサイクルビジネスの発展によって、そのシステムがビジネスの足かせになっていました。
「小売りではPOSが当たり前の世の中ですが、今までのシステムでは品物を移動するたびに伝票を手で何枚も書かなければならず、売り上げも3~4日前の情報しかわかりませんでした。そこで、2003年4月、システムを刷新するためのプロジェクトチームを作り、どんなシステムがいいのか検討したのです」(常谷部長)。
通常のブランド品であれば同一店舗で価格は一定ですが、リサイクルブランド品はその状態によって同一店舗でも価格が異なります。例えば、同じロレックスでもほとんど使用されていない新品同様のものから中古の品まで、その状態によって異なる価格設定になるからです。当時の販売管理システムは在庫管理と連動していないため、重複した手作業が発生していました。
NECソフトのリアルタイムPOSによる一気通貫システムを採用
社員は日々の伝票作業などに追われ、本来の業務に集中できない状態が続いていました。そこで同社はカドヤ創立50周年に合わせて、4社にRFPを出し、システムのリニューアルを実施しました。
「リサイクルブランド品は相場によって価格が変わるので、第一にリアルタイム管理が必要でした。次にできるだけ手作業をなくすため、データ入力から在庫管理まで一気通貫できるシステムにしたかったのです」(常谷部長)。

業界をリードする厳しい鑑定眼によってカドヤとオークションから仕入れたリサイクルブランド品は、
お客さまの予算に応じて新品から中古品の状態をあわせて4ランクの中から選ぶことができる。
NECソフトは新システム提案に際して、社員にインタビューシートを配布して、抱えている課題と何をやりたいのか現場調査を実施し、それらのニーズに応えたシステムを提案しました。
「2003年7月、リアルタイムPOSと在庫管理まで連動したシステムを提案したNECソフトに全員一致で決定しました。今までのシステムにフラストレーションがたまっていたこともあり、NECソフトの提案は完成イメージもわかりやすく高い評価を得たのです」(常谷部長)。
「例えばスーパーの商品点数は2~3万程度ですが、私たちが扱うリサイクルブランド品は状態によって価格が異なりますから、約20万アイテムになります。かなり大きなシステムですが、そのシステム構築にかけるNECソフト担当者の情熱が伝わってきました」(東山常務)。
システム構築に際して、NECソフトはデータベースをMicrosoft AccessからMicrosoft SQL Serverに移行し、Microsoft .NETに対応させることで今後の拡張性を確保。.NET対応リアル型販売管理パッケージをベースに、お客さまのニーズに合わせてカスタマイズを行いました。

店頭で販売されたブランド品はリアルタイムPOSを通じて在庫管理に連動しており、欠品などによる販売機会損失もなくなった
.NET対応の販売管理システムで、仕入れから販売・在庫管理まで、20万アイテムに上るリサイクルブランド品をリアルタイムで一気通貫に処理できる
20万件のブランド品を単品管理しリアルタイムで最新状況を把握
2004年6月にカットオーバーした新販売管理システムは、各店舗に設置された2台のPOS対応PCと、本社の社員40名からアクセスできる仕組みです。その導入効果は劇的でした。
「リアルタイムに販売状況を把握でき、即座に仕入れに反映できるようになりました。また、新品から中古品の状態をあわせて4ランクで管理できるようになり、お客さまのニーズに合った商品を提供できるため、サービス向上につながりました」(常谷部長)。
「正確な販売状況を判断した上で、オークションでタイムリーに仕入れることができるようになったため、無駄な仕入れが無くなり優良在庫が増えたのです。販売業務は増えているのですが、管理要員は2~3 名減らすことができ、大きなコスト削減につながりました」(東山常務)。
カットオーバーから2年経った新販売管理システムはすっかり定着し、「今後は、顧客管理システムと質屋システムの連携、ホームページのリニューアル、入退室をからめた認証システムによるセキュリティ強化に取り組む」(東山常務)計画です。
システム担当より

NECソフト株式会社
神奈川支社 SI営業
リーダー
河村 博司
今回のシステムでは経営者から店舗・現場担当者までの課題を全体網羅して解決するという大きな命題と、販売管理システムとして最新技術の提供をするという技術命題をクリアできました。
これもお客さまと一体でのシステム構築は当然のこと、お客さまとSIベンダーという枠を大きく超えた信頼関係を築いていただけた結果だと思っています。今まで以上にお客さまの発展を支えるシステムを営業・SEが一丸となってご支援していきたいと思います。
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