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長岡技術科学大学様

長岡技術科学大学
長岡技術科学大学

図書の効率的な管理を目指し、大学と国立高等専門学校を結ぶ統合図書館管理システムを構築

全国42の国立高等専門学校と連携し、図書館運営の効率化と場所を超えた知識創造をサポート

プロフィール

長岡技術科学大学

  • 本社所在地:〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1
  • 開学:1976年10月

概要

 長岡技術科学大学は1976年、高等専門学校卒業生がより高度な知識や技術を身につけるための大学として設立された。ものづくりを革新するために、技術を科学的に捉えて研究する「技術科学」の視点で教育、研究を行っている。早期から本格的な産学共同研究に取り組むなど広く社会との連携を図りながら、社会構造の変化に対応した高度な実践的研究を展開している。主として高等専門学校卒業生を受け入れ、学部から大学院修士課程までの一貫教育体制により、多くの指導的技術者を輩出するなど、全国の高等専門学校とも深く連携している。

 2006年、長岡技術科学大学図書館システムのリース期限切れを機に、新たに希望する国立高等専門学校を含めた図書館システムの更新が行われた。今回の更新の大きなポイントは、長岡技術科学大学と全国42校の国立高等専門学校を同じ図書館システムに統合し、各校の蔵書を横断検索できるようにした点だ。また、国立学校の法人化に伴って導入された財務会計システムとの連携も図った。この全国最大規模の図書館ネットワークシステムを実現したのは、NECソフトをはじめとしたオールNECの力だ。

 参加したすべての高等専門学校の蔵書が、インターネット経由で気軽に検索できるようになった。参加高等専門学校の図書館サービスを一律に向上させたうえ、各高等専門学校では自校での図書館システムの管理運営から解放され、図書館運営のスリム化を実現できた。

統合図書館システムの概要
統合図書館システムの概要

Before(課題)⇒After(導入効果)

統合図書館システム導入にあたってのBefore/After
統合図書館システム導入にあたってのBefore/After

ソリューション選定のポイント

ソリューション選定の3つのポイント
ソリューション選定の3つのポイント

導入背景

植松 敬三氏
国立大学法人
長岡技術科学大学
附属図書館長
物質・材料系教授
産学融合トップランナー養成センター長
Ph.D.
植松 敬三氏

 社会で役立つ実践的技術の研究を目指す長岡技術科学大学の図書館には、教育研究を支える、技術科学に関する貴重な文献が多数おさめられています。また現在では電子化された論文などを閲覧する電子ジャーナルなど、さまざまな情報システムにより提供される電子的な文献も充実しています。これらを有効に活用するため、長岡技術科学大学では開学以来図書館のIT化に力を入れてきました。

 2006年、それまで長岡技術科学大学が利用してきた図書館システムのリース期間満了が迫り、新システムへの移行が検討されました。新たな図書館システムの要件として、全国42の参加高等専門学校からの利用、財務会計システムとの連携による業務の効率化などが挙げられました。前者は、全国の国立高等専門学校と深いつながりをもつ長岡技術科学大学を中心として図書館システムを統合することで、システム全体としての管理効率を向上させることが目的でした。また、全体でリース契約を結ぶことにより、システムのコストを抑えたり、将来的なシステムの改変や移行を容易にするというねらいもありました。後者は、2004年度に実施された国立学校の法人化によるものです。それまで利用していた図書館システムは、従来の財務会計システムと連携しておらず、二重入力の手間を避けるためにも、会計情報の一元化が望まれていました。もちろん、それまでの図書館システムで実現できていた、各種情報システムとの連携も引き継ぐ必要がありました。

導入ソリューション

 システム更新に向けて情報収集を行った結果、新たな図書館システムの候補として浮上したのがNECの「E-Cats Library」でした。

 Webアプリケーション型のシステムであり、ブラウザさえあればどこからでも利用でき、学校の運用次第では学生が自宅から利用するためのサービス拡充も可能です。また、大学に導入するシステムとして必須であるマルチランゲージへの対応機能も、実装されていました。

 さらに、Web型のため長岡技術科学大学に設置したサーバー上のシステムを全国42の参加高等専門学校が利用できるという観点でも要件をクリアしました。新しい図書館システムへの移行に当たり、すべての参加高等専門学校の図書管理コードを短期間で統一するのは現実的ではありませんが、E-Cats Libraryなら個別のコード体系のままで移行が可能という利点もあります。1つのシステムの中で個別の高等専門学校単位での管理を実現し、利用する学校ごとに個別のコード体系、個別の予算管理を可能としました。蔵書の管理は個別に対応でき、検索は横断的に行えるという、まさに同大学が求める機能が備わった製品でした。

 システムの導入・展開は、NECソフトのプロジェクト管理のもと、NECグループ全体でサポートに当たり、新しい図書館システムへの移行がスムーズに行われました。

導入効果

 参加高等専門学校はそれぞれの学校により得意としている専門分野に違いがあり、それぞれの専門分野に合わせて図書館の蔵書も集められています。全国42の参加高等専門学校の蔵書を横断検索することで、各分野の専門書を一度に検索できるようになりました。また、それまでシステムにばらつきがあった検索システムが統一され、すべての高等専門学校で、自宅からの蔵書検索が可能となりました。

 参加した高等専門学校では、それまで個別に運用していた図書館システムから新システムに移行することで、サーバー管理業務から解放されることになりました。さらには自校でのシステム管理が不要になったことで、大幅な業務の効率化が図られました。これまでは各校それぞれが利用するベンダーとしか情報交換ができませんでしたが、他の高等専門学校でも同じシステムを利用しているので、学校同士の情報交換が可能になり、他校を参考に運用を工夫していく相乗効果も期待されます。また蔵書データベースも統合されたため、将来的なシステム改変にも手間をかけずに対応できます。さらに、図書館システムと財務会計システムとの連携も実現しました。

今後の展望

 全国42の参加高等専門学校の図書館システム統合に成功した長岡技術科学大学ですが、今後も利用者の利便性向上と図書館運営の一層の効率化を進めるため、さらなるシステムの改善を検討しています。今回のシステム統合で困難なデータ移行を果たし、データベースを一本化できたため、今後のシステム更新でより合理的な移行、運営を実現する基盤ができたと考えています。

 全国42の参加高等専門学校の図書館システムを統合するという大規模なプロジェクトを成し遂げた実績も認められ、E-Cats Libraryが注目されています。

 

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