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株式会社ジェイアール東日本都市開発様

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総武支社 開発企画部
開発企画課
丸山英雄 課長代理

JR東日本の新事業を支える音楽スタジオ予約システム

JR東日本の社内ベンチャーとして始まった音楽練習スタジオ事業。各方面で話題になったこの新たなチャレンジの陰には、NECソフトが手掛けたソリューションが息づいている。

プロフィール

ジェイアール東日本都市開発

様々な不動産事業をはじめ、高架下の有効活用といった東日本旅客鉄道株式会社の用地の開発・保守・管理、さらにはショッピングセンターやホテル、旅館、飲食店、駐車場、レンタル納戸の経営、公衆浴場業、倉庫業など、幅広い事業活動の推進を通じて“活気ある街造り”を展開する、JR 東日本グループの戦略デベロッパー。

  • 本社所在地/東京都渋谷区代々木2‐ 2‐ 2(JR 東日本本社ビル13F )
  • 創立/1988 年4 月20 日
  • 資本金/14 億5,000 万円(東日本旅客鉄道株式会社100%出資)
  • 社員数/607 名(2003年4 月1 日現在)
  • 拠点数/全国5 拠点、子会社3 拠点
  • 宅建業免許/国土交通大臣(3 )第5270号(社)東京都宅地建物取引業協会会員(社)首都圏不動産公正取引協議会加盟
  • 建設業許可/国土交通大臣許可(特-14 )第15837 号

友人との会話から事業化のヒントを得て社内ベンチャー制度に応募

 首都圏を走るJR総武線の両国駅と錦糸町駅の間の高架下というロケーションに、2003年3月、音楽練習スタジオ「STUDIO PLAT'S(スタジオプラッツ)」がオープンしました。これは、2000年春よりJR東日本が始めた社内ベンチャー支援制度「J-Tomorrow」から生まれた新事業で、今まで「騒々しくて揺れる」などの理由から用途も限定されがちだった線路の高架下を有効活用するビジネスモデルとして、大きな反響を呼んでいます。

 「JR赤羽駅周辺の高架化工事の様子を目にしたアマチュアミュージシャンの友人が『こんなところにスタジオがあったら便利なのに』と呟くのを聞いて思いつきました」と、この新規事業のきっかけを話す、丸山英雄課長代理。早速、計画案をまとめて「J-Tomorrow」に応募したところ、本社事務局の目にとまり、半年をかけて収益性はもちろん、列車の騒音がどれくらい影響を及ぼすかなど、詳細な部分にまで綿密な調査が行われました。その結果、グループ会社のジェイアール東日本都市開発主導のもとで、事業化のGOサインが出たのです。

顧客の利便性とスタッフの業務効率の向上、収集データの積極活用を目指してシステムを導入

 「今回の事業化にあたり、一番注意を払ったのはワークフローの整理整頓です。私を含め音楽ビジネスに関しては素人ばかりでしたので、実際の運営まで考えたとき、ある程度システマティックな体制で臨まないと破綻をきたすのは容易に想像できたからです。また、顧客サービスという側面から見ても、この IT時代に会員登録やスタジオ予約などの業務が紙ベースではナンセンス。収集した貴重なマーケティングデータを広範囲に活用したいという狙いもあったので、システム導入を決意しました」(丸山課長代理)。3社のベンダーの提案を比較検討した結果、プラットフォームにWindows2000と Notes/Domino を使用したNECソフトのスタジオ施設予約システムが採用されました。評価ポイントとして、Webベースで誰もが簡単に利用できるGUIをはじめ、新たな機能や業務の追加にも柔軟に対応できる拡張性、顧客情報のDB(データベース)化はもちろん集計データのアウトプット(CSV等)やOfficeとの連携も容易といった機能面、リーズナブルな開発・導入コストが挙がっています。

スタジオ利用者や運営スタッフなど、使う側の立場を最大限に考慮したシステムを構築

 今回導入されたシステムが担うのは、スタジオ施設の予約/管理や顧客管理DBの構築だけではありません。「お客様はもちろん私たちスタッフまで含め、システムを利用する側の視点でどこまで作り込めるかをテーマに、システム構築に臨みました。実際、利用者に終了時間を知らせるため、予約データと連動して各スタジオ内に設置したパトライトを点灯させたり、セキュリティー確保のために設置したWebカメラのコントロールも可能など、様々なデバイスと連携でき、満足しています」(丸山課長代理)。また、NECソフトのプロジェクトチームの中に、若い頃バンドマンだったというエンジニアが参加。そのスタッフを中心に、音楽スタジオの運用面やサービス内容など、クライアントの業務内容を左右するような深い領域でも積極的に働きかけました。「ユーザーの立場からの意見は参考になるものばかり。また、スタジオとギターやマイクといった備品類を切り分けた施設予約/管理が必要といった、運営してはじめてわかったこちらのニーズにも即対応してもらうなど、大いに助かりました」(丸山課長代理)。ゼロベースからビジネスの可能性を模索するJR 東日本グループの取り組みに、SI企業としてシステムの提案・設計・開発・導入・運用とワンストップ・ソリューションでサポートしたNECソフト。両者のコラボレーションは、オープン半年を経て1000人以上のお客様が会員登録を済ませたという結果にも表れています。

多店舗展開を視野に入れながら多角化事業の柱に育てるためにブラッシュアップ

 現在、「STUDIO PLAT'S」は両国に1店舗のみですが、将来的には数多くある高架下のデッドスペースの有効活用と、地域密着の新事業展開を促進するという観点からも多店舗展開を模索中です。実際に両国では地域住民から「若い人が集まる商業施設ができ、暗かった高架下も華やいだ」といった声が寄せられるなど、数字では表せない大きな成果も上がっています。「今後はLANなどを経由して音源やシーケンスデータを提供し、お客様持ち込みのDTM(DeskTop Music )機器との連携を図ったり、Webカメラを活用してインディーズバンドの情報を発信したりするなど、サービスの充実を核にシステムのバージョンアップを検討していきたいですね」(丸山課長代理)と、新たな事業展開に関するニーズも寄せられています。

ジェイアール東日本都市開発が手掛けた高架下有効活用の新しいカタチ

studioplats-scene

  1. ピアノがある23畳の「Studio5」をはじめ5つのスタジオを用意。
  2. 受付に設置された端末で一元管理可能。
  3. 高架下をイメージさせないクリーンな雰囲気。
  4. 終了時間5分前を知らせるパトライト。

システム担当者より

charge

NECソフト
IAサーバソリューション事業部
松本道明

システム運用のフェーズから参加し、スタジオ運営に向けたオペレーションに関するスタッフ教育用のカリキュラム作成や、実運営で見えてきた課題をクリアするカスタマイズといった側面からお手伝いしました。3台の端末という小規模ネットワークですが、音楽練習スタジオの業務形態を把握した上で、少しでも業務効率の向上につなげられる提案ができるよう、日々、お客様と密なコミュニケーションでレベルアップを目指しています。

NECソフトより

セールスの窓口をNEC、システム全般をNECソフトが担当した、今回のプロジェクト。クライアントの業務業態に精通した提案力で、最適なソリューションの実践を心がけるスタンスは、NECグループ全体に浸透しています。プロジェクトの規模は関係ありません。常に顧客のビジネスに最適な製品やサービス、ソリューションを提供するパートナーとして、お客様のIT運用をお手伝いします。

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