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橋本総業株式会社

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橋本総業株式会社
システム事業部
執行役員 事業部長
橋本 昭夫 氏

未来へ向けた新たなチャレンジを可能にする目的の共有から始まるパートナーシップ

「快適な住環境」「高齢化社会」や「エコロジー」などをキーワードとした新製品開発が進む住宅関連機器・設備市場。 この分野で、常に先取の精神を持ち、取引先との関係を大切にして成長してきた橋本総業株式会社では、 システム構築にも同様の意識が息づいている。

プロフィール

橋本総業株式会社

毎日の生活に欠かせないバス、キッチン、トイレといった住宅設備を扱う商社。そのルーツは明治23年、水道条例が施工された年にまで遡ることができる。モノの流通はもとより、サービス面での充実を目指しており、多くの方々から「ありがとう」と感謝される企業を目指している。

  • 所在地:東京都中央区日本橋小伝馬町9-9
  • 設立:1938年
  • 資本金:5億4,200万円
  • 社員数:533名(平成16年3月末日現在)

多様化する住環境ニーズ

 生活の中で、欠かせない要素である「住」。バリアフリーや省エネ住宅、家庭内情報化など、近年人々のニーズは多様化しています。そんな中、住宅やビル、マンションなどに組み込まれる機器、設備等は膨大な数に上り、サイズや仕様も千差万別です。これら商品の販売・物流をトータルに行っているのが、橋本総業株式会社です。

 「私たちはメーカーからの商品を販売代理店、さらにその先にある小売、あるいは取り付け・施工業者といったお客さまに流す卸機能を担っています。販売店約500社、メーカー賛助会員約150社をメンバーとする『みらい会』を組織し、年1回全国各地で『みらい市』という独自の展示会を開いて、情報の発信・交流を促進し、業界の未来を切り拓く卸機能の強化を図ろうとしています」と、システム事業部 橋本 昭夫 執行役員 事業部長は話します。

 「私たちのビジネスには、4つの差別化要素があります。『トータルサプライヤー』としての商品のワンストップ提供、販売店に代わる豊富な製品在庫と1日2回配送でjust in timeでの商品提供を実現する物流のリアルタイム化、One-to-Oneの情報を販売店に提供する情報力・システム力、さらには業界関連資格取得セミナーの開催や冊子刊行、販売店会員組織『リフォームクラブみらい』でのリフォーム需要の掘り起こしなどによる販売店支援策です」と橋本 執行役員は続けます。単なる物売りではなく「創造的な卸」を目指しているのが特徴です。

共に未来を考えるパートナーシップ

 橋本総業では基幹業務にNECのホストシステムACOS-2を採用していますが、差別化要素の1つである「情報力・システム力」を強化するためにはオープンソース系のシステムを順次展開していく必要があると考えています。こういった戦略の中でNECソフトは橋本総業のプロジェクトを数多く手がけており、これまで密接な関係を築いてきました。両社の間には、単にIT関連の支援を提供するだけではなく、橋本総業のビジネスを理解し、その未来を共に考えるというパートナーシップが存在しています。

 「平成13年から、NECソフトをはじめ取引のあるITベンダーを集めた『日本橋ビットバレー』を結成し、月1回のペースで勉強会を開いています。そこではビジネスの状況や業務の課題、システムの現状と今後の方向性まで、オープンにディスカッションしています」(橋本 執行役員)。NECソフトはこうした活発な動きに呼応し、橋本総業が販売店や小売を含めた業界全体により大きな事業価値を創出できるよう、既成概念にとらわれないソリューションを提供しています。「橋本総業と販売店とのリアルな取引関係を反映したシステムを実現できないか」この新たなチャレンジも、両社のパートナーシップから生まれました。

システムの一貫化が営業効率・受注率につながる

 建設の世界では工期短縮の流れがあり、施工業者から急ぎの見積依頼や、現場での変更に伴う突然の問い合わせも多く上がってくるため、販売店はそれらにスピーディに対応しなくてはなりません。橋本総業が販売店を情報力・システム力で支援しようとするのはそういった背景があります。自社開発した「オンラインパートナーシステム」は、販売店に橋本総業の在庫、価格、納期までを公開するシステムです。これを使えば、販売店自身で商品の選定や提案を行えるため、レスポンスの良いビジネスを実現できます。 このシステムと関連して、4年ほど前から稼働中で、現在NECソフトがリニューアル設計を行っているのが「Web見積システム」です。これは「橋本総業とお客さまを結ぶ見積ワークフローシステム」です。販売店がWebから商品を選んで数量を指定すると見積依頼が送信され、橋本総業の営業担当者が社内のシステムで金額を入力すれば、販売店側で即座に見積結果を確認できるようになります。橋本総業社内だけではなく販売店も含めて日々の業務の流れをシステム化してしまうことで、スピード化とお客さまの満足度向上に寄与しています。

 今回のリニューアルでは、機能アップに加えて見積と受注のプロセスを連携させること、すなわちシステムの「一貫化」を大きなテーマとしました。「今まで見積と受注のシステムは別になっていました。とはいえ、見積していた案件すべてが受注につながるわけではないですから、それでも特に問題はなかったのです」(橋本 執行役員)。しかしその後「ここを変えれば一歩前へ進める」という橋本総業らしい積極思考が生まれます。「見積した案件の受注率を向上するために、見積データと受注データを紐付けし、受注できなかった理由を分析できる環境の実現を目指しています。また、見積業務は営業のノウハウによるところが多く、作業負担も決して軽いものではないため、経験が少なくても見積を適切に作成できるシステムを構築したいと考えています。お客さまによっては見積依頼に品番が欠けていたり、表記があいまいだったりすることも多く、メーカー名さえ入っていないこともあるからです。見積内容と受注内容がデータベース化され、システムの一貫化が進めば、過去の見積・受注データを基にかなりの精度でお客さまに合った見積の自動作成が可能なはずです。将来的には、このシステムを使って見積作成の業務センターを別に編成し、営業が顧客対応により専念できるようにする構想もあります」(橋本 執行役員)

信頼関係をより広く、より深く

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システム事業部
システムセンター 部長
朝重 春樹 氏

 「システム構築では『小さく作って、試してみる』ことが大切だと考えています。まずは小さく作ってみて、現場を巻き込んで手を加えていくという手法を取っているのです。開発している間に要件が変わってしまうことも多いですから、失敗を恐れずにまずスタートし、評価・改善を繰り返す即応性が成功の秘訣でしょう。NECソフトは頼りにできるので、私は事あるごとに相談を投げかけています。なかなか聞けない失敗事例などを教えてもらえるのも助かります」と、システム事業部 システムセンター 朝重春樹 部長は語ります。「特にここのところシステム案件が重なってしまって、すべきことが多くて大変です。そのたびごとに的確な判断材料を出していただけるので、とても助かります」(朝重 部長)。NECソフトと橋本総業の間には、他にも会計システムの再構築や内部統制に関するコンサルティング、シンクライアント化といった案件も目白押しです。この平成18年度3月期には、ACOS用ストレージの導入で、夜間に大量に行う「基幹の日次処理」の時間を半減することに成功。お客さまの業務をしっかり理解し、ビジネスの未来をITで支える信頼関係がそこにはあります。

システム担当より

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NECソフト株式会社
流通・サービスソリューション事業部
流通事業統括部リーダー
野口功

「みらい市」では筑波大学の研究室と共同でセンサーやロボット技術を使った「未来の家」を展示するなど、とても意欲的なお客さまです。私はもちろん、NECソフトのエンジニア達も常に刺激をもらいながら仕事をさせていただいています。オープン系のソリューションは特に進化が速いので、私どもが持っている情報やノウハウをどんどん出しながら、新しいチャレンジを支援させていただきたいと思います。

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