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経理部
別所 弘道 部長

すべての経営資源の情報を一元化するERPパッケージでスピーディーな業務フローを構築

景気低迷により公共・民需とも国内市場が縮小傾向にある建設業界は、厳しい経営環境を余儀なくされている。
エンジニアリング業界でもリストラやアライアンスの敢行による構造改革が進んだ。
そんな中、コスモエンジニアリングは石油精製や水素・ガスプラントなどのコア事業で蓄えた技術を深耕し、新規分野の開拓や海外への進出、グループ外への拡販など、積極的なチャレンジで攻めの経営を進めている。
その勢いは、すべての経営資源を効率的に管理し有効活用していくERPパッケージの導入によって支えられていた。

プロフィール

コスモエンジニアリング株式会社

石油プラント、ガスプラント、化学プラント、環境・水処理、石油LPG備蓄基地、流通基地、ファクトリー・オートメーション、コ・ジェネレーションなど、さまざまな生産活動を支えてきた総合エンジニアリング企業。「あらゆる産業分野で蓄積されたデータを基に、極めて柔軟な発想と革新的な視野を持つこと」を企業フィロソフィーに、常に新領域に挑戦し、幅広い分野で活躍している。豊かな経験と最新の技術、高度なノウハウに裏打ちされた企画・コンサルティングから設計、管理までを一貫して行う総合力への評価が高い。

  • 本社所在地/東京都品川区東品川2-5-8天王洲パークサイドビル
  • 設立/1958年11月1日
  • 資本金/3億8,500万円
  • 従業員数/正社員436名(2004年7月31日現在)
  • 拠点数/本社:東京 事業所:国内5ヶ所 事務所:国内2ヶ所、海外1ヶ所
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さまざまな情報をきめ細かに管理し、リアルタイムの情報把握やデータ分析、予測シミュレーションなどを実現

 導入から2年にわたって「工事原価管理」「支払・入金管理」「財務管理」の各システムによって構成された“建設アシスタント”を運用している同社には、導入当初からさまざまな成果がもたらされています。

 例えば、「工事原価管理」システムでは工事の受注から完成・引き渡しまでの一連の流れに沿って原価管理を行い、常に原価予想シミュレーションと対比しながら管理できます。また、利益を正確に把握でき、自動仕訳によって「財務管理」システムとの連動も図られました。「各自で計画した予算がどれだけ発生・消化したか、瞬時に把握できるようになり、オフコンからCSVへ落としてデータ加工していた頃とは比べものにならないほど効率化が進んだ」と総務部情報システム担当の福光昭彦課長代理も評価しています。

 さらに、情報入力は全国各拠点の現場から行えるようになり、営業、施工、管理といったそれぞれの業務で発生する情報がすべて1つのデータベースに格納されるようになりました。この情報共有化により「従前のシステムでは事務担当に必ず確認していたものが各人でできるようになり、支払や入金などの把握が容易になりました。経理に関しては台帳類が一切なくなり、ペーパーレス化に成功しています」(別所部長)という成果もあがっています。

 他にも「20,000件以上の項目で1,000ページ以上にもなる購買データ取りまとめの作成に数日かかっていたものが30分程度でできるようになり省力化が進んだ」という調達部の作田宗功部長、「BS/PLなどの財務諸表作成といった期末業務は“建設アシスタント”抜きには考えられない」(黒木担当次長)などの声も寄せられています。

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    水素製造装置
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    水素精製装置

よりスピーディーに、より戦略的に、情報が持つ力を最大限に活かして攻めの経営を推し進める

 この全社的な情報共有を正確かつリアルタイムに実施できるインフラの整備をもって、現在、同社ではより戦略的な経営を進めるため、月次ベースでの決算の概略把握を10営業日、さらには日次ベースに短縮することをはじめ、さまざまな施策を試行中です。

 一方で、「プロジェクトからいかに利益を追求していくかという点にポイントを置き、各現場の業務効率の向上を進めたように、経営層の意思決定に有効な情報提供を推し進めたい」と抱負を語る営業統括部の田中朱実課長代理をはじめ、「すべてのユーザーが使える環境にはなったが、個々人の習熟度のバラツキがあるので、全体的なボトムアップが急務」(別所部長)「情報がオープン化されているのでリスク管理の意味でもセキュリティー、特に各ユーザーの意識向上を進めたい」(福光課長代理)といったこれからの課題も見えてきました。

 同社では、建設業界の電子化に伴う業界EDI(CI‐NET)や電子納品(CALS/EC)など、官公庁や業界の標準化動向を見据えながら、経営活動と業務活動をシームレスに連携させ、より的確な経営判断に必要な情報を取り出せる環境整備を進めていく予定です。

 「総合エンジニアリング企業」として、新規分野の開拓や新製品・新技術の開発に積極的に取り組む同社の攻めの経営への挑戦は、これからも続いていきます。

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今回のプロジェクトに 携わった主要メンバー
前列左より、経理部担当次長 黒木稔様、経理部長 別所弘道様、総務部情報システム担当課長代理 福光昭彦様
後列左より、営業統括本部営業統括部課長代理 田中朱実様、プロジェクト本部調達部長 作田宗功様、プロジェクト本部プロジェクト部1グループ課長代理 神作恵様、企画部課長代理 中島元様

“建設アシスタント”システム構成チャート

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システム担当者より

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NECソフト 製造ソリューション事業部 建設業SIグループ
五嶋 圭介

ITを攻めの経営に積極的に活用しようとする意欲的なお客様でしたので、業務を通じて随分勉強させていただきました。「総合エンジニアリング企業」という業態ゆえ、伝票類の科目設定など、パッケージで対応しきれない部分があったりしたのですが、入社後、初めて参加したプロジェクトということもあり、自分なりに一生懸命対応させていただいたことを覚えています。ここで得た経験を活かし、今後もユーザーの立場からの提案を心がけていきます。

NECソフトより

現在、建設業界はIT化推進の方向にあり、生産性の向上や営業力の強化など多岐にわたる課題を解決するため、さまざまな業務システムが導入されています。それらを横断してシステムを統合し、すべての業務情報をリアルタイムで把握するERPパッケージの必要性が高まっているのは言うまでもありません。戦略的な経営を支援する“建設アシスタント”の真価を、この機会にぜひご体験ください。

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