
武内大 代表取締役
ブロードバンド時代におけるコンテンツ総合マーケティング事業
ブロードバンドの普及とともにデジタルコンテンツ市場が拡大し、2003年末には1兆9,000億市場に膨らむと予想されています。
コンテンツを視聴・閲覧する場合、これまでは利用者がインターネットサイトにアクセスする方式が一般的でした。それに対して、アルファブリッジが提供する「PuCa(プーキャ)」サービスは、ブロードバンドの常時接続性に着目し、あらかじめ登録しておいたコンテンツを自動配信(更新、削除等)するというまったく新しいサービスです。
また、ブロードバンドコンテンツ流通の急速な拡大を睨み、既存の印刷物をブロードバンドコンテンツ化する「ebook Lab.(イーブック・ラボ)」サービスを開始するなど、ブロードバンド総合マーケティング事業に向けてサービスを意欲的に拡大しています。
- プロフィール
-
株式会社アルファブリッジ
- 本社/東京都千代田区東神田2-4-5
- 設立/2001年
- 事業内容/ブロードバンド総合マーケティング事業
世界初!ブロードバンド宅配便「PuCa(プーキャ)」
アルファブリッジのコンテンツ自動配信サービス「PuCa(プーキャ)」(=Publish <出版> +uniCast/broadCast <通信 放送>)は、世界で初めてのブロードバンドを利用したコンテンツ宅配サービスです。コンテンツ提供者とコンテンツ利用者の間を結ぶブロードバンド宅配便として2002年11月からサービスを開始しました。利用者のパソコンの空き時間に好きなコンテンツのみを届けるしくみが宅配便に似ています。
同社は住友商事(株)の事業企画会社として2001年2月に設立され、ブロードバンドの成長性に着目して、サービスモデル開発に乗り出したのです。

PuCaは、まず始めにコンテンツ提供者から預かったコンテンツを暗号化し、視聴制限などを付加します。その後、コンテンツファイルをまとめてパッケージ化してコンテンツ配信サーバーで管理し、利用者に対し最新のコンテンツを自動配信します。
このサービスでは、いきなりコンテンツをPush配信するのではなく、利用者の許諾を得た上で必要なコンテンツのみを自動配信します。
利用者は、まずPuCaのサービスサイト(www.puca.jp)で専用プレーヤーを無料でダウンロードします。プレーヤーメニューからコンテンツを選択し、内容や容量、無料・有料の確認をします。コンテンツは同社のサーバーに一時蓄積、自動配信の後、利用者パソコンのハードディスクに蓄積されます。このサービスにより、利用者は、コンテンツサイトからのストリーミング方式では実現の難しい動画の品質保証や、ローカルハードディスクアクセスならではのクイックレスポンスが得られることとなります。
また、利用者が選択したコンテンツはデスクトップ画面にアイコンで表示され、これをワンクリックするだけで目的のコンテンツを楽しむことができます。コンテンツのアイコンが常駐するので、コンテンツ提供者にとってはブランドイメージの訴求を図れます。新着のコンテンツが配信されると画面にポップアップ表示したり、パソコンや携帯に自動的にメール通知するしくみもサポートしています。
利便性と多彩なコンテンツ表現を実現
「ブロードバンドによる常時接続は、水道の蛇口や電気のコンセントのようなものです。蛇口をひねり、コンセントを差し込むのと同じ感覚で、デジタルコンテンツを見るには、利用者がどういうコンテンツをどのようなタイミングで快適に楽しめるかが重要です。利用者にふさわしい蛇口の形をサービスの形で提供していくのが当社の役割で、PuCaはそれを実現したサービスのひとつです」と武内大代表取締役は語ります。
これまでは、コンテンツを視聴・閲覧するには、利用者はパソコンの前に座り、キーボードを通じ、インターネットサイトを訪問したり、手動でダウンロードしたり、また、時期を見てローカルディスクやフォルダーを整理したりと、管理は自分で行うのが常でした。
ところがPuCaは、利用者が指定した領域のみを配信センター側が管理し、不要なコンテンツの自動削除や最新情報への更新をしてくれる、これまでにないビジネスモデルです。
また、宅配便を利用して、コンテンツ表現ツールも一緒に送れるため、今までにないコンテンツ表現が可能となる点も大きな特徴です。既に、ニュース、教育、出版、趣味、旅行、ショッピング、エンターテイメント分野などのユニークなコンテンツがPuCaで提供されています。
印刷物をブロードバンドコンテンツ化する「ebook Lab.(イーブック・ラボ)」
2003年4月からはブロードバンド企画・制作サービスとして「ebook Lab.(イーブック・ラボ)」を開始しました。このサービスにより、既存の印刷物を専用スキャナーでデジタル化し、必要な場所に動画やサイトへのリンクを埋め込むなどして、印刷物の特徴を生かしつつ、安価に短時間でのブロードバンドコンテンツ化を実現しています。実際に紙をめくる感覚で閲覧できる機能や、ページの拡大・縮小、部分拡大、見たいページへのジャンプ、付箋機能、ログ分析機能などが特徴です。

「これまで既存の印刷物とブロードバンドとは、かなり距離をもってとらえられ、一部、競合関係にあると思われてきました。
また、ブロードバンドというと動画やストリーミングを考えがちですが、既存の印刷物そのものが貴重なコンテンツです。容量が大きいものが効果的とは限らず、容量が小さくても表現力があれば価値は生まれます。こうした点はあまり注目されてこなかったので、ブロードバンド企画・制作として企業のサポートができると考えサービス化しました。
また、このサービスで制作されたコンテンツをPuCaサービスと組合せて自動配信することにより、さらに利便性を高めることも可能となります」(武内代表取締役)
総合マーケティング事業へ
盤井保彦
事業企画部長兼
サービス推進部長を囲む
スタッフのみなさん
マーケティング支援もコンテンツ提供者に対するサービスのひとつです。プライバシー保護を大前提とし、サーバーに蓄積された視聴履歴をマーケット情報に加工し、コンテンツごとに日別・時間帯別の利用分析、滞留時間別の利用分析、ユーザー属性を軸にした分析等のマーケティング支援情報をコンテンツ提供者にフィードバックしています。
デジタルコンテンツを提供するサービスは、ブロードバンドを利用したネットユーザーへの宅配便だけに留まりません。同社のASPサービスをそのまま企業向けサービスに適用するケースもあります。おもにADSLやCATVインターネットを利用して、従業員や拠点・取引先向けに教育や販促情報などのコンテンツ配信を行う場合に用いられています。
PuCa は2003年5月末現在で延べ1万4千世帯以上に利用されており、2003年内には、10数万世帯への普及を目標としています。
また、既に大手ISP5社と連携したコンテンツ購読、課金・決済システムも稼動しており、近々、携帯とブロードバンドを連動したサービスや、PDA向けサービスも開始予定です。
ブロードバンド総合マーケティング事業を推進するのに欠かせないのがシステム開発力です。同社では、デジタルコンテンツの受付から管理、配信そして課金にいたる機能を掌るコンテンツ配信サーバーの開発をサポートしたNECソフトの技術力やシステム調整能力を高く評価しています。ブロードバンド流通分野の変化は著しく速く、最前線の事業の動きに俊敏に対応し、時代の流れに沿ったスピード感のあるシステム開発力、高度なサポート力への期待が高まっています。
コンテンツ配信の仕組み

- ※本ページに記載されている情報は掲載時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。
- 1ページ目









