
企画本部
本部長 埜村淳様
信頼性あるATMサービス検索案内サイトめざして
ATMなど、金融自動機の開発・販売・サービスの専門企業である日本ATM株式会社では、2001年10月末からWebサイト「キャッシュカード GO!GO!」の運営を開始します。一般の顧客が各金融機関のATMサービス拠点を検索できるようにすることで、金融機関と一般消費者とを結ぶという新しいビジネスモデルが注目を集めています。このWebサイトの開発をNECソフトが担当し、ユニークな専門サイトの安定運用を目指しています。
- プロフィール
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日本ATM株式会社
本社 神奈川県川崎市高津区二子5-1-1。1999年営業開始。ATMやCDなど金融自動機の販売、運用監視サービス、開発をはじめとした総合サポート企業。日本NCRをはじめとする自動機メーカーなどの共同出資により設立。金融自動機システム、自動機アウトソーシングサービス、保守サービスを提供。
BtoCとBtoBを兼ね備えたWebサイトのビジネスモデル

キャッシュカードGO! GO!
日本ATMが顧客とする金融機関を取り巻く環境は、統廃合・再編が繰り返される中でお客様第一主義を一層強めており、同社では常に新しい発想のサービス事業創出を積極的に進めつつあります。
このような中、日本ATMは金融自動機ソリューションのスペシャリストとしての、コアコンピタンスを活かした新規事業の企画・検討を進め、Webサイトを通じて一般消費者に新しく価値のある金融情報を提供するサービス事業に着目。都銀や地銀・信金・郵便局・コンビニなど、約20,000を超える首都圏の金融機関ATMサービス拠点を検索できる専門サイト「キャッシュカード GO!GO!」が誕生しました。
「金融機関の統廃合などによりATMサービス拠点が廃止や再配置されると、消費者は場所の確認にとまどってしまいます。また最近ではコンビニATMが急激に拡大していますので、常に最新の位置情報を提供する必要があります。もちろん、金融機関自体でも個々の情報サービスを提供していますが、各金融機関の枠組を超えた網羅的なATM位置情報を閲覧できるサイトはこれまで見られませんでした」と企画本部の埜村淳本部長は今回のWebサイト立ち上げのねらいを語っています。
さらに、一般金融情報主体の既存の金融ポータルが手がけていない未知な分野のコンテンツを提供するなど、様々な情報をナビゲーションする、ユニークな専門サイト構築を目指しました。「消費者に無料でコンテンツを提供するBtoCサイトであることは間違いありません。一方で、各金融機関と当社との間における BtoBサイトとしても位置づけられます。消費者に対するアンケートなどを通じて得たものを価値情報として提供していくことで、各金融機関との関係性を長期的にサポートしていくことを考えています。新規事業としていろいろな可能性を探りたい」(埜村本部長)。
今まさに、新しい価値を創出するビジネスモデルとしての期待が高まっています。
多様な検索に対応したWebサイトの設計、構築
日本ATMは初のネットビジネス参入に当たり、Webサイト制作専門のコンサルタントアドバイザー、リッチピクチャーズ株式会社と共に、Webサイトのコンセプトから立案を行い、それに沿ってNECソフトが信頼性あるプラットフォームの確立を目指しました。
NECソフトは、開発コスト、信頼性、Webサイト構築に適したアプリケーションサーバーEnhydraの採用など、総合的な観点からコストパフォーマンスの高いOSとして、Linuxを提案し、採用されたのです。
「ベストを追求してよりよい結果が得られることが重要であり、全網羅的にどのようにサポートするのか、そのトータルのソリューションを評価しました。 EnhydraはLinuxとの相性もよいと聞きましたし、iモードをサポートしていることも決め手になりました」と企画本部の北見将仁マネージャー。
「キャッシュカードGO!GO!」サイトの大きな特徴は、消費者にとってわかりやすい電子地図情報を提供することで付加価値の高いコンテンツになっていることです。多様な条件によってATMの位置情報と電子地図情報を検索できる、ほかには見られないサービスを提供しています。利用地域をはじめ、所有するキャッシュカード、利用予定日・時刻などの主要な条件だけでなく、手数料無料、入金可能、通帳記入可能、現金振込可能(予定)、駐車スペース完備(予定)、視覚障害者の利用配慮など、取引条件をはじめとした様々な条件からの検索も可能です。今後の普及が期待されるデビットカードについても、取扱店舗の情報と地図検索ができるよう、便利な機能も備えています。 また、大手インターネット地図サービスベンダーと連携し、各金融機関のコーポレートサイトに電子地図を安価に利用できる地図情報配信サービスも同時にスタートさせています。
これら検索サービスで扱うデータは膨大な量となり、データの収集が大変な作業となりました。しかも地図上にATM拠点をポインティングする補正作業が必要であり、これらを1件ずつ登録していき20,000拠点まで整備を行ったのです。
本Webサイトの特性上、データベースの設計では検索のパフォーマンスが極めて重要となります。また、消費者へ提供する検索サービスを止めることなく、多様なデータベースのメンテナンス作業が可能であることも必要です。当然のことながら、Webサイト構築においては、消費者にとって検索がしやすいよう、効率的なマンマシン・インターフェイスの設計を心がけました。
価値のある情報、サービスの提供と変化する情報への対応

企画本部マネージャー
北見将仁 様
本サイトのメインターゲットは、情報リテラシーの高い人たちとして20代後半から30代前半の男女の方々を想定しています。こうした利用者層を意識して、キャッシュカード・ATMをより上手に利用するために、便利系コンテンツの充実にも力を入れました。
振込日前日や誕生日など、お金を使うケースを想定し、あらかじめ設定したアドレスへ「その日」に電子メールを配信するリマインダーサービス。ほかにも、消費者がお金を使うシチュエーションの中で同サイトの利用頻度が高くなるよう、様々な工夫が施されています。
さらに、各金融機関が求めるターゲットに対する金融サービス利用意識調査や、ATM活用アンケートなどを実施していく計画です。これらを同社のソリューション業務に反映させていきながら、金融機関にもビビッドな情報提供を行っていこうとしています。「銀行名が変更になるとキャッシュカードも変わります。 1枚のキャッシュカードはいくつかの金融機関で使えるので、1金融機関だけのメンテナンスでは済みません。データベースがすべてリンケージしているため、変更による影響も大きいわけです」(北見マネージャー)
安定したサイト運営を維持していくために欠かせないシステム運用・保守管理もNECソフトが全面的にバックアップ。どのようなメンテナンスが発生するかについてあらかじめ想定し、迅速に内容を更新する対応が求められるのです。
ユニークな本Webサイト「キャッシュカードGO!GO!」に多くの人たちが集まるよう、NECソフトでは同社のサイト運営を万全なものにするべく、トータルのサポートを図っています。
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